授受表现における日中比较研究.docx
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授受表现における日中比较研究
授受表現における日中比較研究
はじめに
日常言語交際活動において、やり取りの表現は使用頻度が高く、且つ難しく、時々間違って使われている場合があって、誤解を引き起こすのである。
授受表現によく使われている動詞及び補助授受動詞には、主に「やる」、「あげる」、「差し上げる」、「くれる」、「下さる」、「もらう」、「いただく」などがある。
これについて先行研究もあったが、それはほとんど日本語の立場から、視点あるいは恩恵の移動、話し手および相手の好意を究明することを中心としたもので、、中国語と比較しながら検討したものはまず少ないようである。
本論では次のような着想に基づいて検討してみることにした。
まず日本語授受本動詞を三組みに分けて、それぞれの使い方や特徴を検討してみる。
それからそれに対応する中国語の授受準動詞の使い方を調べる。
それから日中授受表現を比較する。
授受本動詞の全体像についての概観を通して、日本語と中国語について授受表現の基本的な意味機能を明らかにしようと思う。
本論
1.日本語授受本動詞の表現と性格
日本語の授受本動詞はその使い方や意味によって、一般的に次のような三種類に分けられている。
1.あげる・・・・・話し手が「授」の側にいる
2.くれる・・・・・話し手が「受」の側にいる
3.もらう・・・・・話し手が「受」の側にいる
この三種類にはそれぞれ同じ意味を表す動詞がある。
例えば、「あげる」には「やる」と謙譲語の「さしあげる」、「くれる」には尊敬語の「下さる」、「もらう」には謙譲語の「いただく」である。
簡略に次のような対応で認められている。
1.さしあげる―あげる―やる
2.くださる―くれる
3.いただく―もらう
そのうち、「あげる」「くれる」「もらう」は中心にして物事の授受からの恩恵性の現れる関係を示す本動詞構文を成す。
1.1授受本動詞の意味
「さしあげる」は本来「上へあげる」、「たかくあげる」というふうに使う動詞である。
例えば、
(1)a岩を頭上にさしあげる。
(『広辞苑』)
b声をさしあげて泣く泣く飲む。
(『宇治拾遺物語』)
ただし、標準語では、「この本をさしあげましょう」の「授」を表す場合とアクセントが違う。
したがって、この二つの「さしあげる」は現在別の動詞とみることができる。
「あげる」、「やる」についてはこれまですでに数多くの論考が発表されている。
「あげる」は「さしあげる」のような本来は「力や手を加えて、物の位置や状態や次元をたかくする」(広辞苑)という意味で、物を高い所に移動させることを表す動詞である。
例えば、
(2)a橘の寺の長屋に吾がうぬし童女放髪(うないはなり)は髪あげつらむか。
(『万葉集』)
bおとど力及ばで、あがり馬をひかれにけり。
なか道くちをはづさせてあげけり。
(『古今著聞集』)
c天下に兵乱起つて、烽火をあげたりければ。
看板をあげる。
(『平家物語』)
「授」を表す場合に同等以上に対して使う動詞である。
(3)a私は妹にお菓子をあげた。
b弟はあなたに何をあげましたか。
「やる」は早くから『万葉集』の中で「身分が同等以下の物に与える」という意味が生まれて、現代日本語ではこのような意味が受け継がれている。
(4)aたまきの玉を家づくに妹にやらむと。
(『万葉集』)
b内供は慌てて鼻へ手をやった。
(『鼻』)
c僕はペンを持つたまま、懐中時計へ目をやると、今度は不思議にも十二時になつていた。
(『春の夜は』)
「くれる」はもともとは「このながづつもものはみな人わらはまでにくれかたんば」(『土佐日記』)とういうふうに使う動詞で「自分が相手に物を与える。
また、動作を加える。
やる。
くれてやる。
」の意味を表す。
それから、「相手が自分に物を与える」の意味が派生するようになった。
「よき友三つあり。
一つには物くれるる友」(『徒然草』)現代日本語では、自分のために他人がその動作をし、それによって恩恵・利益を受ける意を表す。
転じて、他人の行為が自分の迷惑となる意にも用いられる。
例えば、「我をも引いたててくれらるる知音」(『絶句抄』)。
「くださる」はその尊敬語として使われる。
(5)a毎日夫婦して来て、物をくれるやら、旧の主人をいたわるやら。
(『破戒』)
b仕事をくれる相手方に対して変則的な奉仕をする社風を持っている。
(『黒い雨』)c蝶やトンボなどに、目をくれたりするものではない。
(『砂の女』)
d太郎者を御使にもくださらぬものを。
(『広辞苑』)
一方「あげる」がものを与える側を主体とする意味であるとすれば、与えられる側から見れば「もらう」ということになる。
「もらう」は、「守」の延言「守らふ」からきたかとも言われるがまだはっきりしていない。
「網人に釣人に手を摺り膝を屈めて魚をもらひ」(『平家物語』)などがあり、中世には普通語として使われていた。
また、「もらう」の拡張意味として自分が望まないものを与えられることも表す。
(6)aこの電話をもらったのは十一時近くだった。
(『五体不満足』)
b日光へ行った時は紅葉の葉を一枚封じ込めた郵便も貰った。
(『こころ』)
c自分にとって、ものをもらう人と与える人が必ず違ってくる。
(『適応の条件』)
「いただく」は「もらう」の丁寧な言葉として山頂をさす「いただき」から生まれたものである。
それは上代から頭の上にささげる意味で用いられ、身分の高い人から物をもらう場合に高くささげて受け取る習慣によって、上位の人にもらうことを「いただく」を言うようになった。
(7)aいただく物は夏もこそで。
(『現代日漢辞海』)
b春炊くぎいただき持つたしむ。
(『神宮雑例集』)
cおほみこといただき持ちて。
(『万葉集』)
1.2授受本動詞の応用特徴
本動詞[やる」「あげる」「さしあげる」「くれる」「くださる」「もらう」「いただく」から補助動詞「てやる」「てあげる」「てさしあげる」「てくれる」「てくださる」「てもらう」「ていただく」への拡張が物事の授受から事態の授受への拡張であるのは、従来から指摘されてきたことである。
換言すれば、本動詞構文から補助動詞構文への拡張である。
本節では、とりあえず本動詞の構文を一応考えてみる。
授受本動詞構文について、<与え手・受け手>、<目上・目下>、<身内・ヨソモノ>および<話し手の視点>によって、授受動詞体系を3系列7語形式とし、以下のように図示している
。
与え手 受け手 与え手 受け手
目 クダサル
上 イタダク
目 クレル み
下 モラウ
ヨソモノ
サシアゲル
サシアゲル
身
身 内
アゲル
話し手
アゲル
ヤル
ヤル
現代日本語の中では、物の授受である「モノがAからBへ渡される事象」を表す場合、例(8)~(10)に示したように、「与える・受ける・渡す・預ける」などの動詞が使われる場合とこれらの動詞に「クレル・ヤル・モラウ」が付加される場合の二つが存在する。
「クレル・ヤル・モラウ」動詞と「与える」タイプの動詞との区別や「クレル・ヤル・モラウ」三者の対立と共存の問題は従来より、多くの研究者に着目され、研究話題として取り上げられてきた。
例えば、
(8)a太郎は次郎に本を与えた。
/太郎给次郎一本书。
b次郎は太郎から本を受けた。
/次郎接受了太郎一本书。
(9)a太郎は次郎に本をくれた。
/太郎给了次郎一本书。
b太郎は次郎に本をやった。
/太郎给了次郎一本书。
c次郎は次郎から本をもらった。
/次郎得到太郎给的书。
(10)a太郎は次郎に本を渡し手くれた。
/太郎递给了次郎一本书。
b太郎は次郎に本を渡してやった。
/太郎递给了次郎一本书。
c次郎は太郎から本を渡してもらった。
/次郎让太郎把书递给他。
まず、「与える」タイプの動詞との区別について考えられるのは、以下の二点にしぼられる。
1.「与える」タイプの動詞には「テ与える」のような補助動詞用法がないのに対し、「クレル・ヤル・モラウ」の三者は例(10)のように、補助動詞用法を持っているだけでなく、体系として、3系列が対立しながら共存している。
2.「与える」タイプの動詞には動作の与える側に立つか、受ける側に立つかによって例(8)のように二項対立的に表現することはできない。
また、授受の対象である物事が当事者にとって「好ましい」ものである。
例えば、
(11)a山田先生は佐藤に合格を与えた。
/山田老师给佐藤合格了。
b山田先生は佐藤に合格をやった。
/山田老师给佐藤合格了。
(12)a王さんは李さんからプレゼントを受け取った。
/小王收到小李的礼物。
b王さんは李さんからプレゼントをもらった。
/小王收到小李的礼物。
もう一つは構文表現に関する人称上の制限である。
次に挙げる例の適切さを判断した上で、「あげる」の表現にどのような人称が与えられるのかを考えておいてみよう。
例えば、
(13)a私はあなたにプレゼントをあげました。
/我给了你礼物。
b私は王さんにプレゼントをあげました。
/我给了小王礼物。
cあなたは私にプレゼントをあげました。
/你给了我礼物。
dあなたは王さんにプレゼントをあげました。
/你给了小王礼物。
e王さんは私にプレゼントをあげました。
/小王给了我礼物。
f王さんはあなたにプレゼントをあげました。
/小王给了你礼物。
a~fのうち、c、d、fは不適切な表現である。
ここから「1人称(私)>2人称(あなた)>3人称(王さん)」という人称の序列によって、1人称が一番上で3人称が一番下に従えば、「あげる」については、与え手の人称は受け手の人称より序列が上かまたは等しくなければならないということが事実があることがわかる。
2.中国語の授受準動詞とその応用特徴
中国語では、日本語授受本動詞に対応するというと、一般に“给”、“得到”と考えられていたが、今回集めた資料から“施与”“给予”“授予”“赐予”“获得”“取得”“领受”“拜领”などがそれぞれに「やる」「あげる」「さしあげる」「くれる」「くださる」「もらう」「いただく」と訳されている。
しかし、それは筆者が敬語の立場から日本語の授受本動詞と対応させるために簡単な分類をするだけで、日本語のように「授」と「受」の側から複雑な基準に従って分けることではない。
この事実から、「あげる」「くれる」においては“给”を核心な言葉に、「もらう」においては“获得”“取得”を対応させる。
本節では、主の代表的な準授受動詞“给”、“得(到)”の意味とその性格を検討してみたい。
2.1“给”の意味とその性格
“给”は文字どおり、「(相手に)与える」という意味を持つものの、実質的にはとても複雑な用法に用いられている。
『辞海』によれば、次のような意味がある。
“给”という意味である。
例えば、
(14)a他给了我一幅画。
/彼は絵をくれた。
b他把围巾给了我。
/彼は私にマフラーをくれた。
c你别给他添乱了。
/彼に迷惑をかけないように。
同時に使役と受身の意味もつ。
(15)a我真给吓破了胆。
/私はほんとうに肝がつぶれた。
(16)a医生给大家检查身体。
/医者はみんなの体を検査する。
『漢日辞典』
b给奶奶擦了身子。
/おばあさんのために体を拭いてやった。
使役に使う場合には、動詞として“叫”、“让”の用法に近い。
(17)a阅览室里提供杂志给大家看。
/閲覧室には雑誌が提供していて、見せるようになっている。
b给他试试这枝钢笔好用不好用。
/このペンの使いごこちを試して見せる。
c老张病还没好,给他多休息几天。
/張さんはまだ具合が悪いのだから、何日か余計に休ませる。
“给”の目的語である相手を指す語を省略することもある。
(18)a看着小鸟,别给飞了。
/小鳥を見張っている、飛んでいかないように。
b你在给我仔细想想。
/もう一度ゆっくり考えてください。
“叫”、“让”はいわゆる使役の動詞であるから、正に使役を意味するからと言って、その目的語である相手を指す語を省略する場合には必ずしも「させる」に対応するとはかぎらない、それは以上(18)の例文からわかるはずである。
受け身に使う場合には介詞として“被”の用法に近い。
(19)a树枝都给风折断了。
/枝がすっかり風で折れた。
b我的钢笔给小王借走了。
/私のペンは王さんが借りていた。
c头发给雨淋湿了。
/髪の毛は雨でぐっしょりぬれた。
d手让刀给划破了。
/手はナイフで切り裂かれた。
ここでは“给”は典型的な受け身を表す言葉として、確かに受け身を意味するが、(19)b、cの例文から見ると、完全に「られる」に対応するとはかぎらないと思われる。
普通は“给”は動詞に使われることは言うまでもないが、時には動詞と介詞に分類されることがある。
というのは、動詞と介詞を兼ねる動介兼類語と呼ばれてもよいことである。
このタイプの用例は次のとおりである。
(20)a他给了我一幅画。
/彼は絵をくれた。
b他画了一幅画给我。
/彼は絵を書いてくれた。
c他画给我一幅画。
/彼は絵を書いてくれた。
d他给我画了一幅画。
/彼は絵を書いてくれた。
(20)のaの“给”は動詞であるがb,c,dの方は介詞である。
動詞と介詞の区別は次の点によって明らかにできる。
1.まったく時間的特徴で、あとに“着”、“了”、“过”、“起来”、“下去”など動態の変化を表す動態助詞がつけられる。
2.くりかえしができる。
3. 単独に述語または述語中心語に用いられる。
中国語の介詞(前置詞)はほとんど動詞から生まれたから、一般的には動詞の性格を兼ねる意味がある。
しかし、実詞に対して概念を表さず、文法上の働きをするだけで単独で文は構成できない。
中国語文法学史上、介詞について二つの傾向がある。
一つは動詞と関係を密切にして、介詞が動詞の功能を持ち、それと一緒に連動連語を構成できると認められている。
もう一つは連詞と関係を密切にして、主従関係をつなぐのが介詞であり、並列関係をつなぐのが連詞であると思われている。
ちなみに、介詞と動詞の分類においてはいろいろな学者の異なった考え方も表してきている。
例えば、“叫”、“让”に使う場合は“使令”(させる)を意味するから、使役動詞であると認識されるが言葉の本来の意味がわりに弱くなって、ただ単純な使役しか表さないで介詞であると主張する学者もなくないのである。
2.2“得(到)”の意味とその性格
「贈り物を受ける。
人に請うて自分の物とする。
」という授受本動詞「もらう」の意味から考えると、中国語の“(从……)得到”、“(请……)给”、“(从……)领到”に対応すると言ってよいだろう。
「あげる(やる)」がものを与える側を主体とする表現であるとすれば、与えられる側から「くれる」「もらう」ということになる。
「(相手が自分に)物を与える」の「くれる」の意味から考えると、以上検討した中国の“给”により適切するようである。
ここでは“给”についてもう一度述べる必要はないと思うが、「もらう」と対応する中国語の表現“(从……)得到”を中心にして検討してみたい。
“得到”は“得”+“到”という複合単語であるが、中国の古典書籍での“得”から生まれた現代中国語の言葉である。
『辞海』によれば、“到”も“得”の意味に用いられる。
⑦『孟子·告子上』の中に“心之官则思,思则得之,不思则不得也。
”という言葉があり、ここでの“得”が“得到”そのものの意味をする。
ところで、現代中国語では「もらう」ことを表す場合、必ず“得到”と表現するとはかぎらない。
“得”に用いられることもある。
例えば、
(21)a上次数学考试,我得了满分。
/今度の数学試験で、100点を取った。
b全国物理竞赛,小王得了三等奖。
/全国物理コンテストで、王さんは三等賞をもらった。
c我得到了很多好处。
/私はたくさんのメリットを得た。
ここで注意しなければならないのは、“得”の“de”と“dei”の異なった発音である。
“de”と発音する時、「取る」、「手に入れる」の意味になるが“dei”と発音する時、「必要である」、「必要とする」という意味である。
例えば、
(22)a完成这项工程得三个月。
/この工事を終えるのに三ヶ月が必要です。
ここで問題なのは“得”における物事の授受のあり方である。
例えば:
(23)a他又得了一等奖。
/彼はいつも一等賞をもらった。
(24)a48加52得出100。
/48と52プラスして100になる。
二つの用例が示すように(24)計算した結果を意味する場合が「もらう」に対応できない。
さらに(23)の場合は必ず「もらう」に訳するとは言えるわけではない。
したがって、それは中国語の“得”に関する意味が広く使われているがうかがえる。
こうした例文がたくさんある。
例えば:
(25)a那人现在很得势。
/あの人は今ごろ勢いを得ている。
b听说小王得了场大病。
/王さんが一度大病を患ったそうだ。
c这孩子从小得宠。
/あの子供がずっと寵愛されている。
d这笔钱非经批准不得擅自动用。
/このお金は承認を得なければ勝手に使用することは許さない。
(25)の例文がすべて「もらう」以外の言葉で表現されるものである。
中国語の“得”における応用が複雑であるため、単に「もらう」と対応されると言うわけにはいかない。
その理由が次のようであると筆者は考えている。
1.日本語の慣用方が存在すること
2.“得”は好ましいことを区別する特徴が備わらないこと
3.“得”は「もらう」より多義に使われること。
ところが それは“得”は(23)のように「人に請うて」という意味を示さないで、ただ「贈り物を受ける」場合であるだけは「もらう」に直訳する可能性がある。
3.日中授受動詞構文
3.1日本語本動詞構文
授受を表す動詞には「やる/あげる/さしあげる」、「くれる/くださる」「もらう/いただく」の三組があると言われている。
これらの動詞は単文の動詞として、また「てあげる」「てくれる」「てもらう」のように複文を構成する動詞として用いられる。
ここでは、ただ単文の構文だけ考えてみたい。
授受表現を表す三種類の動詞「あげる」「くれる」「もらう」は「やり・もらう」表現とも呼ばれるが、それぞれ『「誰々」ガ「誰々」二「何々」ヲ』といった名詞句と共に単文を構成することができる。
すなわち、「~ガ~二~ヲV(Vは動詞)という文型に用いられる動詞である。
大曾美恵氏は『授動詞文と二名詞句』の中で、「やる/あげる/さしあげる/くれる/くださる」の場合は主語にまた好意の与え手を取るから授動詞、「もらう/いただく」は受け手が来るから受動詞と呼ぶことにする。
それに、授動詞によって構成される文が授動詞文になり、受動詞を述部に持つ文が受動詞文になる。
例えば、
(26)a太郎は次郎に切手をあげた。
/太郎给了次郎一张邮票。
b太郎は次郎に切手を与えた。
/太郎给了次郎一张邮票。
c太郎は次郎に切手をくれた。
/太郎给了次郎一张邮票。
d太郎は次郎に切手をもらった。
/太郎收到次郎一张邮票。
a、cのように切手というものが与え手である太郎から受け手である次郎に移動する。
bの場合もその一例である。
この点から見れば、a~cの文では次のような矢印の方向に物が移動することになる。
Xガ→Y二
目 標
動作主
起 点
動作主
起 点
動作主
モノ
目 標
動作主
つまり、授動詞文を構成できる。
しかし、dの文ではこの方向が逆になり、切手というものが与え手の次郎から受け手の太郎に移動する。
したがって、物の移動はこのような矢印によって示される。
Xガ←Y二
モノ
起点Y
着点X
着点X
つまり、受動詞文を構成できる。
一方、ガのついた名詞句を名詞句、二のついた名詞句と呼ぶことがあるため、「あげる」を用いて事を述べる場合にはガ名詞句に、「くれる」の場合には二名詞句に話し手の視点が置かれるのを理解できる。
そして、「もらう」の場合には、「あげる」と同様にガ名詞句に視点を置くものと考えられる。
3.2中国語の準動詞構文
“给”によっての構文には、次のようなものがある。
1.目的語(客語)が続くこと。
例えば:
(27)a次郎给了太郎一张稀有的照片。
/次郎は太郎に珍しい写真をあげた。
b老师的话给了我不少启发。
/先生の言葉に私はおおいに教えられた。
c我给她送去一束鲜花。
/私は彼女に花を一束送った。
d小王有困难,我们应当给予帮助。
/王さんが困っていれば手助けすべきだ。
2.補語が続くこと。
例えば:
(28)a她早把我的事给忘了。
/彼女はとっくに私のことを忘れてしまっている。
b他把钱包给弄丢了。
/彼は財布をなくしてしまった。
c考出个好成绩给父母高兴高兴。
/良い成績を取って、お父さんお母さんに喜んでもらう。
d那本书给朋友拿走了。
/あの本は友達に持っていかれてしまった。
3.連用修飾語(状語)に続くこと。
例えば:
(29)a给他两个耳光。
/彼にびんたを二、三発食らわせてやる。
b你放心,抽屉我已经给安上锁了。
/安心して、私はもう引出しにかぎをかけたから。
c赶紧给喂马。
/急いでウマに餌をやってください。
d我等了几个小时了,你给开个证明吧。
/私は何時間も待ったのだから証明書を出してください。
それから、“得”によっての構文には、次のようなものがある。
1.目的語(客語)が続くこと。
例えば:
(30)a得救。
/助かる。
b在日文演讲比赛中得了一等奖。
/日本語弁論大会で一等賞を取った。
c得病。
/病気になる。
d得分。
/点を取る。
2.補語が続くこと。
例えば:
(31)a每天的生活得过且过。
/毎日行き当たりばったりに日を過ごす。
b这项工作得心应手。
/この仕事は思い通りになる。
c自然条件得天独厚。
/恵まれた自然条件。
d那个选手太得意忘形了。
/その選手は得意のあまりに我を忘れた。
3.連用修飾語(状語)に続くこと。
例えば:
(32)a一定得不偿失。
/きっと得るより失う方が多い。
b言谈举止相当得体。
/立ち居振る舞いやことば遣いが結構しっかりしている。
c郁郁不得志。
/鬱々として志がかなえられない。
d出言不逊,多有得罪。
/ことば遣いが傲慢で、失礼な点が多くありました。
“得”から派生してきた“得到”の用例は次のようなものである
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