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『百人一首』
あなたは、さあ、(心変わりしておられるか、どうか、)お心はわかりません。
(どうやら、わたしには冷たくなられたようですが、)昔なじみのこの里では、梅の花(だけ)が、昔のままの香りでにおい、美しく咲いていることですよ。
/相逢莫道不相识,故里梅花香如故。
▲本は是れ同じ根より生ぜしに、相煮ること何ぞただ急なるや。
『七步诗』
もとは同じ根からできたものなのに、豆がらよ、どうしてそんなに激しく煮ているのだ/本是同根生,相煎何太急。
小知识
“ぞ”、“なむ”和“こそ”虽然都表示加强意义,但其程度有所不同,由弱到强排列为:
“ぞ”,“なむ”,“こそ”此外,“ぞ”多用于散文中,“なむ”多用于散文和会话中,“こそ”用于所有文体。
なむ(なん)
前接各种品词,表示强调,相当于
现代日语的“…よ,…ね”。
▲名をば、さかきのみゃつこ造となむいひける。
名前は、榊のみゃつこ造といったそうだよ/
名曰榊造。
▲なに難は波より昨日なむみやこ都にまうで来つる。
『竹取物語』
難波から昨日ね都にやってまいりました/昨日从难波抵京。
▲柿本の人麿なむ、歌のひじり聖なりける。
『古今和歌集』
柿本の人麿はね、歌の道の達人であった/柿本人麻吕者歌圣哉!
▲身はいやしながら、母なん宮なりける。
『伊勢物語.さらぬ別れ』(その男は官位の)低い身分ではあったが、母はね実は内親王であった/男子官位虽然低微,然其母则贵为内亲王。
表示强调。
相当于现代日语的“…がそれこそ,……が一番,……にかぎって”。
▲もののあはれは秋こそまされ。
『徒然草』
自然の情趣というものは、なんと言っても秋が一番すぐれている/秋天最具情趣。
▲男はこの女をこそ得めと思ふ。
『伊勢物語』男はこの女をこそ妻にしようと思う/男子非此女不娶。
▲好きこそものの上手なれ。
(俗諺)何事でも好きこそそのことを熱心にやるようになり、自然に上達するものだ/爱好才能精通。
▲団結こそ力であれ。
(俗諺)団結がそれこそ力である/团结就是力量。
や(やは)、か(かは)
表示疑问。
①表示疑问,相当于现代日语的“…か”。
▲いづれの山か天に近き。
『竹取物語』
どの山が天に近いか/哪座山离天最近?
▲名にし負はばいざ言問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと 『伊勢物語』
都という名を持っているならば、さあ尋ねよう。
都鳥よ、私の恋しく思う人は都で無事でいるかどうかと/
▲君に問う都べていく幾た多のうれ愁いありやと恰かも似たり一江の春水の東をさ向してなが流るるに 『春江花月夜』
わが胸に満ちる悲しみはいったいどれほどといえばよかろうか。
長江に満ち溢れる春の水が、東を指して流れて行くさまをそのままに、こんこんと流れて尽きるときを知らないのだ/问君能有几多愁,恰似一江春水向东流。
②表示反语。
为了加强语气而用“やは、かは”这种形式。
相当于现代日语的“……であろうか、(いや……でない)”。
▲生きとし生けるもの、いづれか歌をよまざりける。
『古今集』
生きているものすべての中で何が歌をよまなかったか、みな歌をよんだ/一切生物中,有谁不吟诗?
大和歌は人の心を種として、万の言の葉とぞなれりける。
世の中にある人、ことわざ繁きものなれば、心に思ふことを、見るもの聞くものにつけて、言ひ出せるなり。
花に鳴く鶯、水に住む蛙の声を聞けば、生きとし生けるもの、いづれか歌を詠まざりける。
力をも入れずしてあまつち天土を動かし、目に見えぬ鬼神をもあはれと思はせ、男女の仲をも和らげ、猛きもののふ武士の心をも慰むるは歌なり。
▲思ふこと成らでは、この世の中に生きて何かせん。
『竹取物語』
思うことが適わないではこの世の中に生きても何だろうか、なんにもならない/事不随人愿,生于此世又有何意。
▲月やあらぬ春や昔の春ならぬわが身一つはもとの身にして
『伊勢物語』
月よお前は去年の月と違うか。
春よ、お前は去年と同じ春ではないのか。
あの人がいなくなったばかりに、すべては変わってしまい、かくいう私の身ひとつだけは去年と変わらず、もとのままであって。
前接各种品词和活用词的连体形。
表示选择,提示,强调;
用于格助词“を”的后面时,则浊化成“をば”,强调动作的对象。
①表示选择,提示。
(特别指出某一事物,和其他进行区别)相当于现代日语的“…は”
▲いにしえ古の学ぶ者は、必ず師有り。
(俗諺)昔の学問をする者には、必ず師があった/古之为学者必有师焉。
▲夏はほととぎすを聞く。
『方丈記』夏はほととぎす(の声)を聞く/夏闻杜鹃鸣。
▲冬はつとめて、雪の降
りたるはいうべきにも
あらず。
『枕草子』
冬は早朝に趣がある。
雪の降った朝はなどは、
それこそ言うまでもな
い趣である。
/
②“は”用于格助词“を”的后面时,则浊化成 “をば”,强调动作的对象。
『平治物語』
▲人くふ犬をばやいな養ひか飼ふべからず。
『徒然草』人にかみつく犬を飼ってはいけない/不豢咬人之犬。
▲名をばさかきのみやつこ造となむ言ひける。
『竹取物語』その名をさかきのみやつこと言った/名曰榊造。
前接体言,或用言的连体形之后。
表示并列,列举,暗示和强调感叹。
①表示并列,列举。
相当于现代日语的“……も”。
▲髭も白く、腰もかがまり、目もただれにけり 『竹取物語』(竹取の翁はかぐや姫が昇天することを聞いて)髭も白くなり、腰も屈まり、目も(涙で)ただれてしまった/老翁听闻郝夜姬升天,顿时头发花白,腰弯背屈,眼中含满泪水。
『竹取物語』
▲彼も一時、此も一時 (俗諺)あれはあの時、これはこの時/彼一时,此一时。
▲木の花は、濃きも、薄木も紅梅。
『枕草子』木に咲く花といえば紅梅が一番、色は濃くても薄くてもよい。
②举出同类事物中的一种暗示其他。
相当于现代日语的“……もまた”。
▲葵の小さきもいとうつくし。
『枕草子』
小さい葵もとてもかわいいです/幼葵也甚是可爱。
▲ほとりに松もありき。
『土佐日記.帰京』(その池の)ほとりに松もあった/池边亦有株松树。
③表示强调、感叹。
▲ほどなく年暮れて、春にもなりける。
『十六夜日記』間もなくその年も暮れて、春にもなったよ/又是一年春日至。
▲限りなく遠くも来にけるかな。
『伊勢物語』
限りもなく遠くも来てしまったことだ。
▲苛政虎よりも猛し。
『論語』苛政は虎よりも酷し/苛政猛于虎也。
四 注意事项
1引用句、插入句中的呼应法则。
引用句中的“系助词”必须由引用句中的呼应词来呼应,插入句中的“系助词”必须由插入句中的呼应词来呼应,不影响全句末尾的呼应词。
▲「夜中うち過ぐるほどになむ、絶えはてたまひぬる」と泣き騒げば、御つかひ使もいとあへなくて帰りまゐりぬ。
『源氏物語』
「夜中を過ぎた頃に(桐壺更衣が)お亡くなりなった」といって、(更衣の家人が)泣き騒ぐので、帝のお使も何とも張り合いがなくて帰って参内した/更衣的家人哭诉,“桐壶更衣夜半时分去世了”,侍从失望的回宫参拜皇帝。
▲「人やふと来る」とて、さわぎあり歩くぞかし。
『落窪物語』
「人が突然来るか」を言って、騒いで歩いていたよ/吵吵嚷嚷的走着说:
“突然有客人来访?
”
▲「烏などもこそみつくれ」とて立ちて行く。
「烏なども見つける(そして殺してしまう)」と言って立って行く/“发现乌鸦,杀死它”,说着起身离开。
(2)呼应词的省略
以系助词结句,他要求的呼应词被省略。
多见于会话文,被省略的多为“あり、言ふ、思ふ、聞く、なり”的连体形或已然形。
▲さて、この隣の男のもとよりかくなむ。
(言ひける)『伊勢物語』
さて、この隣の男の所から次のように。
(言ってよこした)/男子将如下和歌送来。
つつゐつのゐつつにかけしまろがたけ
過ぎにけらしな妹見ざる間に
くらべこし振り分け髪も肩すぎぬ
君ならずしてたれかあげべき
▲いづれの御時にか、(ありけむ)、女御、更衣あまたさぶらひ給ひける中に、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めき給ふありけり。
『源氏物語』
どの天皇の時代であったか、女御や更衣が大勢御仕えなさっていた中に、たいそう尊い身分ではないお方で、すぐれて時の人として栄えておられるかたがあった。
(3)呼应词的消失
呼应词均在句末。
当呼应词不结句而与下面的接续词接续时,则呼应关系已不存在,此种现象称为呼应词的消失。
▲たとひ耳鼻こそ切れ失すとも、命ばかりはなどか生きざらむ。
『徒然草』
たとえ、耳や鼻こそちぎれてなくなったとしても、命だけは、どうして助からないということがあろうか。
(いや助かるだろう)/即便是没了耳朵和鼻子,尚可保全一命。
▲養ひ飼ふものには、馬、牛。
つなぎ苦しむるこそいたましけれど、無くてかなはぬものなれば、いかがはせん。
『徒然草』 家畜として養飼うものでは、馬と牛が第一である。
これらをつないで苦しめるのは、まことにかわいそうであるけれども、無くてはならないものであるから、どうしようもない/饲养家畜首选马,牛。
圈之苦之,实属可怜,但又不可或缺,实属无奈。
副助词
一 定义 副助词接在各种品词之后,为该词增添某种意义,修饰限定其后面用言的助词。
副词与副助词的区别在于副助词为附属词因而不能单独使用。
主要的副助词有:
だに、すら(そら)、さへ、のみ、ばかり、まで、など、し(しも)。
二 分类
副助词
功能
现代日语意义
だに
表示最小的限定
……せめて……だけでも
表示以此类推
……でさえ,……さえも
すら(そら)
……さえ,……でも
さへ
表示添加
……その上……までが(までも)
のみ
表示限定
……だけ,……
……ひどく,……ただもう,……特に
ばかり
……だけ,……ばかり
表示程度范围
……くらい,……ほど
まで
……まで
表示程度
……ほど,……ほどに,……くらい,
など
表示举例说明
……など
表示引用
……などと
し(しも)
三用法
だに
前接体言,活用词的连体形和助词。
表示最小的限定和以此类推。
①表示最小限度的限定,或最低的盼望与乞求。
相当于现代日语的“せめて……だけでも”。
▲的のあたり近くだによらず。
『大鏡』的のあたり近くさえもよらない/未射中耙心。
▲われに、今一たび、声をだに聞かせ給へ。
『源氏物語』私にもう一度、せめて声だけ聞かせてください/就让我再一次倾听你的声音。
▲一人が持ちて出てたるあたひ価、一日が命にだに及ばずとぞ。
『方丈記.飢渇』
一人が持って出た薪の値段が一日分の食料だけにもならなかったという/一人卖薪之钱不足吃饭矣!
②列举一程度较轻的事物,以此类推程度更深的事物。
相当于现代日语的“……でさえ,……さえも”。
▲光やあると見るに、ほたる蛍ばかりの光だになし。
『竹取物語』光があるかと思って(はち鉢を見ると)、蛍ほどの光さえない/(郝夜姬)去看石钵是否有光,哪儿知连萤火虫般的微光都没有。
▲み山にはまつの雪だに消えなくに都は野辺の若菜摘みけり『古今和歌集』
山では、消えやすい松の木の雪さえ消さないのに、都では野辺の若菜を摘んでいる/山边松上雪,尚未融化时,原野生芹菜,都人遂采持。
▲ことばにかけて言ひ出づる人だにな
し。
『方丈記.大地震』
(地震のことを)口に出して
言うものさえない/
甚至无人再谈地震之事。
鴨長明
すら(そら)
前接体言,活用词的连体形和助词。
列举一程度较轻的事物,类推程度更深的事物。
相当于现代日语的“……さえ,……でも”奈良时代多用すら,进入平安时代末期多用そら这种形式。
▲ひじり聖などすら、さき前の世のこと夢に見るはいとかた難かなるを。
『更級日記』
こう高そう僧などさえ、ぜん前せ世のことを夢に見るのは大変難しいそうだが/即便是高僧要梦到前世的的事情也很困难。
▲家の人そらこれをしらず。
『今昔物語』家の人さえこの事を知らない/家人亦不知此事。
▲いろいろの病をして行方すらもおぼえず。
『竹取物語』いろいろの病気をして、命のゆくえさえもわからない/疾病缠身,不知命归何处。
表示添加。
相当于现代日语的“……その上……までが(までも)”。
▲雨降りぬ。
風さへ出て来たり。
『土佐日記』雨がふった。
その上風までも出てきていた/下雨了,连风也刮起来了。
▲前の世にも御契りや深いけむ、世になく清らなる玉の男御子さへ生まれたまひぬ 『源氏物語』その上、前世でもお約束が深かったのだろうか、この世にまたとない美しい玉のような皇子までお生まれになった/或许是前世因缘注定,今世生得如此俊俏之美男子。
▲雨などの降るさへおか 『枕草子』
雨などが降るのまでも風情がある/ 细雨更添风情。
表示限定和强调。
①表示限定。
相当于现代日语的“……だけ,……”。
▲道を聞くに先後有り、術業に専攻有り、斯くのごときのみ。
『師説』
道理を知っているには、(人によって)あとさきが有るものであるし、学業、技術にも(それぞれの人に)専門の別があるのだ。
ただそれだけのことだ/闻道有先后,术业有专攻。
如是而已。
▲ただ波の白きのみぞ見ゆる。
『土佐日記』ただ波の白いのをだけ見える/惟见青波。
▲只今惟だ西江の月のみあって 嘗て照らす呉王宮裏の人
『苏台览古』
今も昔も変わらないのは、西江の水面にのぼる月の光だけだ。
この月が嘗て呉王の宮殿の絶世の美女西施をてらしたのだった/只今惟有西江月曾照吴王宫里人
②表示强调。
相当与现代日语的“……ひどく,……ただもう,……特に”。
▲その世の歌には、すがた姿、こと言ば葉、このたぐひのみ多し。
『徒然草.十四段』
その時代の歌には、格調にも、用語にもこの種類のものが特に多い/其时代之和歌,格调、用语尤此类居多。
▲何事も、古き世のみぞしたはしき。
『徒然草』どんなことでも、みんな昔の世が特に慕わしく思われる/人们总是怀念前世之事。
▲この法師のみにもあらず、世間のひとなべてこのことあり。
『徒然草』
この法師だけでもなく、世間の人一般にこれと同じことがある/不只是此法师,世间之人皆同与此。
前接体言,活用词的连体形。
表示限定和程度范围。
①表示限定。
相当于现代日语的“……だけ,……ばかり”。
▲つき月かげ影ばかりぞ、や八へ重むぐら葎にもさはらずさし入りたる。
『源氏物語』
ただ月の光だけが、八重葎にも邪魔されずに差し込んいる/只有月光,没有被杂草遮住,照了进来。
▲深草の野辺の桜し心あらば今年ばかりは墨染めけにさけ
『古今和歌集』
深草の野辺の桜よ、(お前に)心がもしあるならば、今年だけは黒く咲いてくれ/深草野边樱,今年应有情,花开都黑色,丧服墨磨成。
▲ご極らく楽じ寺、かう高ら良などををが拝みて、かばかりと心得て帰りにけり。
麓の極楽寺や高良大明神な
極楽寺
どを拝んで、これだけのものと思い込んで、帰ってしまった/参拜了极乐寺和高良大明神等,心想只有这些了,就回去了。
②表示程度范围。
相当于现代日语的“……くらい,……ほど”。
▲三寸ばかりなる人、いとうつくしうてゐたり。
『竹取物語』三寸ほどの人が、たいそう可愛らしい姿ですわっている/里面坐着一个约三寸长的可爱的小人。
▲夜中ばかりに船をいだして、阿波の水門を渡る。
『土佐日記』夜中ごろに船を出して、鳴門海峡を渡る/夜半时分撑船渡过鸣门海峡。
▲百人ばかり天人具して昇りぬ。
『竹取物語』百人ほどの天人を伴って天に昇ってしまった/百数仙女伴其升天。
まで
①前接体言,表示限度。
相当于现代日语的“……まで”。
▲すずめ雀百まで踊り忘れず。
(俗諺)小さい時に覚え、身に付けた事柄は、年をとっても忘れないことであれ/生性难改。
▲暑さ寒さも彼岸まで。
(俗諺)春と秋の彼岸ころになると、寒さや暑さが衰え、凌ぎやすい気候になる/热到秋分,冷到春分。
▲あやしの法師ばらまで喜びあへり。
『源氏物語.賢木』身分の卑しい法師どもまで皆喜んでいる/连身份卑微的法师也感到高兴。
②前在活用语的连体形,表示程度。
相当于现代日语的“……ほど,……ほどに,……くらい,”。
▲御かたちありさま、あやしきまでぞおぼえたまえへる。
『源氏物語.桐壷』
お顔だちお姿が、不思議なくらい似ていらしゃる/容貌惊人的相似。
▲二十六日、なほ守りの舘にてあるじしののしりて、郎党までに物かづけなり『土佐日記』二十六日、やはり(新任の)国司の邸宅でご馳走して騒ぎ、従者までに物を取らせた/二十六日,在新任的国司府上狂欢做客,连侍从也得到了赏赐。
▲あやしきまで妙なる心地はせらるれ。
『奥の細道.松島』不思議なほどすてきな心持ちがされるのである/顿觉心旷神怡。
①前接体言,动词,形容词和形容动词连体形。
表示举例说明,类推其他。
相当于现代日语的“……など”。
▲風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず。
『枕草子.一段』風の音や虫の声などは、また言うまでもない/风声虫鸣自不待言。
▲時々は打ち嘆き、泣きなどす。
『竹取物語』時々は嘆いたり、泣いたりします/时而叹息,时而哭泣。
▲御遊びなどもなかりけり。
『竹取物語.富士山の由来』(帝は)音楽の遊びなどもなさらなかった/皇帝无心赏乐。
②前接引用举,表示引用。
相当于现代日语的“……などと”。
▲「人ざまもよき人におはす。
」などいひゐたり。
『竹取物語』(おきな翁は)「人柄もよい人でいらっしゃる」などといってすわっている/老翁坐着说道:
“人品也不错”。
▲「そのことかのこと、便宜に忘るな」など言ひやるこそ、をかしけれ 『徒然草』
「あのことこのこと、都合のよい時に忘れないでやっておけ」などと言ってやるのも、実に面白い/“这个啊,那个啊,方便的时候不要忘了做一下”,这么说着,听起来很有意思。
▲「北殿こそ、聞き給ふや」など、言ひかはすも聞ゆ。
『源氏物語.夕顔』
「北殿さん、お聞きですか!
」などと話し合っているのも聞えてくる/听闻谈道:
“北殿君,您听吗?
前接主语和连用修饰语。
表示强调,强调其前面的事物。
「し」在平安时代以后,更多的和「も」结合在一起,以「しも」的形式使用。
这种时候,下边多伴随否定。
▲だう道しん心あらば、住む所にしもらず。
『徒然草.五十八段』求道心があるならば、何も住む所などにかかわることはあるまい/有求道之心,则住在何处都无关。
▲とりたててはかばかしき後見しなかれば……『源氏物語』殊更にちゃんとした御後見のほうがないので……/因为没有后台……
▲やつれたま給へるしも、見てもあかぬここ心ち地ぞする。
『源氏物語.あおい葵』地味にしていらしゃっる姿も、見ても飽きない気持ちがする/虽然不饰脂粉,可是却白看不厌。
▲この人は、国に必ずしも言ひ使ふ者にもあらざなり。
『土佐日記』
この人は、国司の官庁で必ずしも召し使っている者でもないようだ/此人未必是国司官厅的官员。
練習
一.
1久方の光のどけき春の日にしづごころなく花の散るらむ。
『古今集』
日の光がのどかにさしている春の日に、どうして落ち着いた心もなく、( )
2さびしさに宿を立ち出でてながむればいづくも同じ秋の夕暮。
『古今集』
( )、宿を出てあたりを眺めると、どこも同じように寂しい秋の夕暮れであることよ。
3京にてうまれたりしをんな女こ児。
『土佐日記』
( )。
二.次の文の中から格助詞を抜き出し、その意味用法を記せ
三年ばかりありて、春の初めより、かぐや姫、月の面白く出でたるを見て、常よりも物思ひたるさまなり。
ある人の「月の顔見るは、忌むこと」と制しけれども、ともすれば,人ま(人のいない隙)にも月を見ては、いみじく泣きたまふ。
三.把下面句子划线部分翻译成现代日语
1老いぬればさらぬ別れのありといへばいよいよ見まくほしき君かな『伊勢物語』
年老いてしまう( )、避けられない死別が( )いよいよ逢いたいと思うあなたですよ。
2かく歌ふを聞きつつ漕ぎ来るに、黒鳥といふ鳥、岩の上に集まりをり『土佐日記』
このように( )聞きながら漕いで( )、黒鳥という鳥が、岩の上に集まっている。
3人は来で風のけしきも更けぬるにあわれに雁の音づれてゆく。
『新古今集』
( )風の気配から夜も更けたようだが、哀れに雁が鳴きながら飛んでいく。
4説法いみじくして、みな人なみだを流しけり『徒然草』
説法がすばらしく( )、皆涙を流した。
5いとけなき子の、なほ乳をすひつつ伏せるなどもありけり。
『方丈記』
幼い子で、やはり(
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