日剧剧本偷偷爱着你第5集.docx
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日剧剧本偷偷爱着你第5集
『イケナイ海岸物語』
「イケてるメンズが揃いに揃った、魅惑の全寮制男子校、桜咲学園。
そこに、アメリカから転校生がやってきた。
名前は、芦屋瑞稀。
性別は、女。
男に成りすまして、学園生活を送る瑞稀に、
次から次へと降りかかる災難。
そして・・・」
夜中、何者かに口をふさがれた芦屋瑞稀(堀北真希)!
・・・目を覚ますと、瑞稀はカヤシマ電気のトラックの中。
中津秀一(生田斗真)、難波南(水嶋ヒロ)、萱島大樹(山本裕典)、
中央千里(木村了)らが「アイアイ♪」と上機嫌で歌っている。
「おい!
ここどこだよ!
ここどこだよ!
どこだよーー!
!
」
車が止まった場所は海。
夜空に打ち上げられる大きな花火に目を奪われる瑞稀。
「びっくりした!
?
よーしお前ら!
看板運ぶぞ。
」
難波の指示に、みんなはトラックの荷台に積まれた
『イケメンパラダイス』と書かれた看板を運び出す。
「父ちゃん。
ありがとう。
」
萱島が運転してくれた父に挨拶する。
両手をかざす父(山本裕典)父。
彼の掌が光る。
同じ様に両手をかざす萱島。
彼の両手も光を放つ。
「せっかくの夏休みだからさ、
海にでも来てパーっとやろうと思って!
」
「芦屋、ビビってフリーズしちゃった?
」
「洒落になんなかったかな。
」
「嫌われちゃったね!
」
「いや・・瑞稀!
違うんだよ!
俺は止めたんだよ!
悪趣味なんじゃねーのって。
」中津が弁解する。
「海だ・・。
花火だーー!
!
」
「えーーーっ。
」
「一度しかねー夏だ!
楽しくいこうぜ!
」と難波。
「おーーーっ!
!
」瑞稀が元気に返事する。
ところが、海の家に降り立つと、瑞稀たちの目前に立ちはだかる女性が。
海の家を取り仕切るこの女性は、難波の母・伊緒(森口瑤子)で、
翌日の、海の家リニューアルオープンに備えて、人手が必要なため、
息子に友人たちを連れてくるように指示していたのだ。
その頃、マンションの駐車場に停めた車に荷物を放り込む校医・
梅田北斗(上川隆也)。
突然背後から目隠しされる。
「だーれだ!
」
飲んでいた水を吹き出す梅田。
目隠ししていたのは秋葉(紺野まひる)だ。
「ね!
寮に誰もいないんだけど!
」
「知るか!
大体テメー、そんなこと聞くために人んちの駐車場まで
入ってきやがって、どういう了見してやがるんだ!
そのメイクとか服装からは、センスとか、品性とか、
良識とか、そういったものは一切感じ取れんがな!
」
「何熱くなってんの!
?
もしかして、月明かりに濡れた、あの夜のことを思い出して
ほてってきちゃった!
?
」
「昔のことは言うなっ。
俺は忙しいんだ。
とっとと帰れ!
」
「どこ行くの!
?
」
「陸上部の合宿だ。
」
「もしかして佐野君又跳ぶの!
?
だったら私も行こうっと!
」
勝手に車に乗り込む秋葉。
車から追い出す梅田。
「大体おまえ、どうしてそんなに佐野にこだわるんだよ!
」
梅田に言われ、秋葉は佐野のハイジャンを捉えた写真を取り出す。
「私にとって、彼は最高の被写体だからよ。
この写真で、一度はチャンスを掴んだ!
私が、又第一線に復活するには、彼の写真が必要なの!
!
だから、」
車が物凄い音を立てて、走り去る。
海の家。
早速、あれこれと仕事を手伝わされる瑞稀たち。
難波は仕事をせずに、ナンパしている模様。
「あの野郎!
これじゃ道連れじゃなくて生贄じゃねーかよ!
あんな野郎、難波じゃなくてナンパだ!
」怒る中津。
そこへ伊緒がやって来た。
中央と瑞稀は、難波を探してくるよう頼まれる。
一方、佐野泉(小栗旬)は、関目京悟(岡田将生)たちと
陸上部の合宿に来ていた。
長い間練習をしていなかった佐野にとって、厳しい合宿と
なっていた。
そんな佐野を心配そうに見つめる関目。
筋力トレーニング室に向かいながら、関目が佐野に声をかける。
「ピアス取ったんだ。
」
「・・・」
「ね、難波先輩たち、海の家に行ってるんだって。
」
「海の家?
」
「いいなー。
羨ましいなー。
」
関目の携帯に海の家からの写真が届く。
みんなヘルメットをつけ看板を立てかけている。
「楽しそう・・・じゃないな。
芦屋も一緒なんだ。
俺も行きたかった。
」
「大丈夫か、あいつ・・」佐野が呟く。
女・瑞稀を心配する佐野。
優しいです。
家の仕事を後輩たちに任せて、海で女の子たちと遊ぶ難波。
そこで難波は、ある女性と出会う。
「・・・可南子!
」
「南・・・。
」
「僕の難波先輩ー!
南くーーん!
」
難波を探しに来た中央と瑞稀が難波を見つける。
だが、女性と2ショットの難波はどこか深刻な表情で・・・。
海の家に戻ったあと、瑞稀は思い切って難波に一緒にいた
女性のことを尋ねる。
彼女は田辺可南子(原田夏希)といって、難波の中学のときの
家庭教師であり、元カノだとのこと。
しかも、難波が唯一、本気で惚れた女性なのだと言う。
そう話す難波に、中央はショックを受ける。
この後、寮生に風呂に行こうと誘われ、なんとか交わす瑞稀。
そして中津の携帯にはこまりからのメール。
『07/07/1119:
06
中津さん、元気してますか?
こまり』
思いつめた表情で携帯を閉じる中津。
「複雑な関係だねー。
あいのり風に言うと、波乱の幕開けって感じだね。
」と萱島。
「お前も、あいのりとか見るんだ。
」
「恋するストライカー・中津は、芦屋を徹底マーク。
一方、こまりの猛アタックに揺らぐ一面も。
帰国子女の転校生・芦屋は、佐野に思いを寄せるが、
これが恋かは今だわからず。
自称・学園アイドルの中央は、難波に一直線だが、
難波の新たな恋の予感に、不安を拭えない。
」
「ちょっと待てぃ!
」
大浴場の浴槽に浸かる中津が立ち上がる。
「何で俺の矢印がさ、瑞稀の方に向いてるわけ!
?
」
「違うの?
」と萱島。
「・・・」
「まさか中津がねー!
」
「なんか怪しいと思ったんだよな!
」
「でも、難波先輩の新たな恋っていうのも気になんな。
」
「忘れられないモトカノらしいよ。
」
「マジかよ!
中央ピンチって感じだな。
」
「だけど驚いたのは、芦屋と佐野だろ。
」
「まさか、芦屋が佐野のことをな・・」
「おい!
なんとも思ってねーよ!
つーかさ、どっから湧いてきたんだよ!
!
」
いつの間にか浴槽に浸かるほかの寮生たちに驚く中津。
「だって、俺たちも海行きたかったしー。
」
「明日から俺たちも働くからさ!
」
「・・・じゃ、いっか!
」中津が笑顔で答える。
「・・・いいんだ。
」と萱島。
「・・・もう寝ちゃったかなー・・・。
」
佐野のことを考えながら浴槽に一人で浸かる瑞稀。
風呂から上がろうとドアを開けると、女性と鉢合わせ。
驚いてタオルを落とす瑞稀。
「・・・どういうこと!
?
」
そこにいたのは、伊緒だった!
浴槽に浸かる伊緒と瑞稀。
「まさか女の子だったとはねー!
」
「・・・あの・・黙っててもらえませんか?
」
「はーっ。
いくら憧れの男の子を怪我させたからって、
普通の女の子が男子校に入ったりしないでしょう。
」
「・・え!
何でそのこと知ってるんですか!
?
」
「北斗に聞いたのよ。
」
「北斗!
?
」
「梅田北斗。
あなた達の保健の先生。
で、私の弟。
」
「弟!
?
」
「そう。
弟がゲイっていうのも、複雑なんだけどね。
」
「っていうことは、福田先生と難波先輩って、」
「叔父と甥ってことになるわね。
」
「えーーーーっ!
!
」
驚きの余り、シャワーも突然水を噴出す!
「そんなことよりこれからどうするの?
こんな嘘いずれはバレるわよ。
」
「でも・・佐野が跳ぶまではここにいたいです。
」
「好きなんだねー、佐野君のことが。
」
「いや・・そういうんじゃなくって・・。
」
「厄介なことになるわよ。
」
浴槽に頭まで沈む瑞稀。
陸上部の合宿所。
ブランクのある佐野のため、陸上部の顧問である梅田は、
佐野につきっきりで筋力トレーニングの指導をするが、
ほかの部員たちは特別扱いされる佐野が面白くない。
翌朝、瑞稀、中津、萱島、中央は、仕事を後から来た寮生達に任せ、
浜辺に遊びにやってくる。
「あれ?
瑞稀お前海パンは?
」中津が聞く。
「え?
持ってきてねーし。
」
「内緒で連れてきて良く言うさー。
」と中央。
「しょうがない、じゃあ買いに行くか?
」
ごまかして走り出す瑞稀。
「なんか、芦屋に海パンってイメージ湧かないな。
」と萱島。
「そうだなー。
瑞稀に似合いそうな水着は・・・。
」
花柄のビキニ姿の瑞稀を想像する中津、鼻血が出てるのに気がつかない。
「よー。
バカップルじゃねーか。
」
桃郷学院の神楽坂真言(城田優)がやって来た。
「神楽坂!
」と瑞稀。
「誰がバカップルだコラッ!
」中津が文句言う。
「鼻血垂らしてマヌケ面してる坊ちゃんのことだけど。
」
「鼻血?
あっ!
!
いやこれは・・太陽が、まぶしすぎるから、」
「佐野は?
」神楽坂が瑞稀たちに聞く。
「・・・」
「また犬の散歩か?
」
「ちげーよ。
」
「佐野はな!
陸上部の合宿じゃ!
」と中津。
「そっか。
やっと始めたか。
」
「佐野の邪魔すんなよ!
」水鉄砲を向けて瑞稀が言う。
それを振り払う神楽坂。
「しねーよ。
あんなヤツ目瞑っても勝てるからな!
」
「はー。
ムカツク野郎だな!
佐野の前に俺がその鼻へし折ってやろうか!
」と中津。
「冗談はその鼻血だけにしとけ。
お前らそのツラ取ったらただの冴えねー集まりじゃねーか。
」
「中津はいいとして学園バカにされるのは許さない!
」と中央。
「だったら勝負するか?
桃郷と桜咲、どっちがイケてるか。
」
「君一人で何が出来るっていうんですか!
?
」と中津。
「誰が一人って言った?
ボーブちゃーーん!
」
神楽坂の口笛の合図に姿を現した4人。
「ボブちゃーん!
」
「ジョンソンでーす!
」
「ヒーデでーす!
」
「東村山です!
」
「桃郷学院のゆかいな生徒たちだ。
」
国籍、タイプなどバラバラの5人組。
「うそつけ!
こいつら絶対高校生じゃねーじゃん!
」
「モーマンタイー!
」とジョンソン。
「うわー、しかも全然キャラ定まってないし・・。
」
「どうした?
あー、やっぱ佐野がいねーと勝てる気しねーか。
」と神楽坂。
「あ!
?
」と中津。
「そうだよ。
佐野がいねーと勝ち目ねーって。
」と瑞稀。
「・・・
その勝負、受けて立つ!
!
」中津が宣言してしまう。
その頃難波は可南子と会っていた。
「なんか久し振りだな、こういうの。
」
「・・・そっか。
南ももう高3か。
」
「俺と5つ違いだから、可南子は、」
「それ以上言ったら、怒る!
」
見詰め合う二人。
可南子が視線を外す。
「触れないんだね。
私が、君の前からいなくなったこと。
」
「俺、昔のことに興味ねーし。
大事なのは今だろ?
」
「・・・」
「あ、そういやさ、ホラー映画好きだったよな。
今度お前が好きな監督の新作やるから、
よかったら、」
「ごめん・・・結婚するんだ、私。
」
「え・・」
海の家に戻ると、急に意気消沈してしまう瑞稀たち。
頼みの難波も、元気がない。
「相手は、マッチョで胸毛ボーボーの外国人なんです!
これは、桜咲と桃郷という枠ではもはや納まりきらない!
イケメン総合格闘技と言っても過言ではないんです!
」
「それは過言だよ。
」と萱島。
ところが難波は、
「代わりに助っ人頼んでおくよ。
な。
」
と言い、去っていく。
「何だよ・・ノリ悪いなー。
」
「でも・・誰だろ。
助っ人って。
」
その時、天王寺恵(石垣佑磨)とオスカー・M・姫島(姜暢雄)が現れる。
合宿所。
「どう?
練習は。
」関目が佐野に聞く。
「体力戻すだけで精一杯だ。
」
「でも嬉しいよ。
佐野が復帰してくれて。
俺みたいなヤツからしてみればさ、
やっぱり、才能があるやつには頑張ってもらいたいしさ。
」
「・・・」
「芦屋が来てからだよね。
佐野が変わったのって。
」
「・・・かもな。
」
佐野の答えに関目が微笑む。
お好み焼き屋。
メール画面を出すこまり(黒瀬真奈美)。
『中津さんへ
またメールしてごめんなさい。
部活で忙しいんでしょうね。
頑張って下さい。
こまり』
こまりの携帯を奪うひばり(岩佐真悠子)。
「送信!
」と言いながら、メールを送ってしまう。
「こまりさん!
好きな方のメアドを知っているならためらわずに
メールを送る!
鉄則よ。
ま、私ぐらいの上級者になると、好きな方のメアドを知らなくても
メールが送れますけど。
」
「え・・」
「ひばり様は佐野様とバーチャルで、
つまり、エアーデートが出来るのよ。
今日、どこかへ行きませんか?
と妄想でメールを送ると、」
「佐野様からデートのお誘いが来て、」
「遊園地へ行きたい、とメールを送り返す!
」
「OK貰う!
」
「みたいな!
」
盛り上がるこまり以外のヒバリ4。
「え・・わかんない。
」こまりが呟く。
「おだまりこまり!
!
!
!
」
海の家。
こまりからのメールを見つめる中津。
「おう、中津!
」瑞稀が声をかける。
「お・・どうした?
」
「・・・佐野の、メアドとか、知ってんの?
」
「あー、前のだったら知ってっけど、あいつ携帯買い換えたんじゃ
ないかな。
」
「そっか・・」
「佐野に、何か用か?
」
「いや・・別に。
」
「そうか。
でもさ、よかったよな、佐野も。
合宿行くくらいまでにモチベーション上がってさ。
」
「ああ!
本当に良かった!
」
幸せそうに微笑む瑞稀の横顔を見つめる中津。
「明日・・絶対負けねーから。
」
「うん?
」
「佐野がいなくても、絶対桃郷学院に勝つ。
」
中津はそう言い、部屋へ戻っていく。
夜遅くまで一人で筋トレを続ける佐野。
そして、いよいよ対決がスタートする。
先鋒 芦屋 瑞稀 - ジャック・ジョンソン
次鋒 オスカー・M・姫島正夫 - 東村山 宏次
中堅 中央 千里 - ボブ・パウエル
副将 天王寺 恵 - 渋谷 一輝
大将 中津 秀一 - 神楽坂 真言
ビーチフラッグ対決をすることになった瑞稀。
旗は波打ち際に立てられている。
着替えのない瑞稀に、水着を貸すと中津や萱島。
「いいって、そんなの汚くて履けねーよ!
」と瑞稀。
困った瑞稀を救ったのは、伊緒だった。
ウェットスーツ型の水着を持ってきてくれたのだ。
それに着替えて挑戦するも、ほんの少しの差で旗を取られてしまう。
餃子早食い対決。
オスカーの頑張りで、1皿差で勝つことが出来た。
イントロクイズ対決。
桃郷のボブ、松田聖子の曲にものすごく詳しく、
『赤いスイートピー』『渚のバルコニー』と連取。
3曲目は曲が鳴る前に『青い珊瑚礁』を当ててしまう。
中央、出番なし!
なぜ松田聖子!
?
と思ったら、そういえば校長先生でした。
(笑)
その頃、陸上部の合宿では、突然、部活に復活して全国大会を
目指そうとする佐野に納得できない部員たちが、
佐野がどれくらい本気なのか試したいと梅田に直談判。
翌日の合宿の最終日に、地区大会の標準記録を跳べたら、
入部を認めるというのだ。
関目は庇おうとするが、部員たちは聞き入れない。
「わかった。
跳べたら、入部認めてくれるんだな。
」
佐野が部員たちに言う。
海。
続いては、相撲対決。
天王寺は、相撲取りのような渋谷相手に奮闘。
叩かれまくった顔を腫れあがらせながらも、見事勝利。
結果、2勝2敗の引き分け。
決着は中津と神楽坂が競うバランス対決に持ち越される。
しかし、その対決はドローで勝負がつかない。
結局、翌日の昼までに、女の子を何人集めてこられるかという
ナンパ対決に勝負をかけることに。
負けたほうは全裸で帰るというバツゲームも課せられ、
お互い絶対に負けらない勝負となる。
全裸というバツゲームに、中津を睨む瑞稀が可愛い!
布団を敷く中津と萱島。
「何で、そんなに勝ち負けにこだわるの?
」萱島が聞く。
「自分でもよくわかんねー。
何でこんなムキになってんのかなー。
」
その頃中央は難波に彼女のことを聞いていた。
「元カノのことまだ引きずってるんすか?
」
「だったら何だよ。
」
「・・・」
「結婚するんだと。
しかも会社の上司と。
」
「え・・」
「納得いかねーよん!
どうせ会社の上司っていったって、
ちょっと優しくされたとか、金持ちだとか、
その程度の理由だろ。
だからよ、この際、奪っちまおうかと思って。
」
「それで彼女は喜ぶんですか?
」
「え?
」
「相手が幸せになるのと、自分が幸せになるの、
先輩どっちが大事なんですか?
」
「・・・」
中央はそう言うと、難波を残して立ち去った。
偶然話を聞いてしまった瑞稀は、砂浜に腰をおろす中央の隣に
座る。
「何!
?
笑いにきた?
」と中央。
「チゲーよ。
」
「・・・僕さ、毒しか吐かないみたいなの。
それで、周りから孤立してってさ。
だけどね、それで難波先輩が、ぼくを輪の中に入れてくれたの。
こういう人になりたいって。
最初は純粋に憧れてただけなんだけど。
なんか、そのうちその人のことを知るに連れて、
どんどんどんどん、胸が、苦しくなってきてさ。
キモイよな。
」
「そんなことねーよ。
その気持ちはさ、伝えなくていいのか?
」
「・・・そばにいれればそれでいい。
笑った顔が見れてれば、それで充分。
・・やっぱキモイかな。
」
「なんかわかる気がすんなー!
俺もさ、好きっていうのとは違うんだけど、
そばで笑った顔を見てたいって思う人は、いるからさ。
」
「それが好きってことだよ。
」
「・・・そうなのかなー。
」
夜空を見上げる二人。
夜、トレーニングに打ち込む佐野に、関目が携帯電話を差し出す。
「海に家にかかってる。
」
「は?
」
「俺じゃ佐野になんて声かけていいかわかんないから。
はい。
」
関目は佐野に携帯を持たせると、トレーニング室を出ていく。
仕方なく電話に出る佐野。
「はい、イケメンパラダイス。
」伊緒が出る。
「あ・・あの・・そちらに、桜咲学園の芦屋は・・」
「芦屋君なら寝てると思うけど、起こす?
」
「いえ・・それならいいです。
じゃあ。
」
「ねーねーねーねー!
あなた、もしかして佐野君?
」
「・・そうですけど。
」
「あなたも大変ねー、いろいろと!
」
「・・そうでもないです。
」
「そう。
」優しく微笑む伊緒。
翌日、瑞稀が中津とナンパをしていると伊緒に呼ばれる。
「昨日、佐野君から電話があったわよ。
」
「えーーーっ!
俺に!
?
何て!
?
何て何て何て何て!
?
」
「寝てるんだったら別にいいって。
一応、電話番号聞いておいたけど。
」
早速、電話をかけに走る瑞稀。
瑞稀のそんな姿に、伊緒はエールを送りながら微笑む。
すでに練習に出ていた佐野とは話せなかったが、
梅田から佐野の事情を聞くと、瑞稀は居ても立ってもいられなくなる。
海の家の海岸近くには、可南子と難波がいた。
「三年前、可南子が俺の前からいなくなったとき、
正直すっげー恨んだ。
・・けど・・全部俺を思ってのことだったんだよな。
あん時の俺は、中学出たら働くとか、
早く一緒に暮らそうとか、
ガキ丸出しだったから。
」
「南・・・」
「感謝してる。
俺、今は高校に行ってすげー良かったって思ってっから。
まあ・・バカばっかだけどな。
」
難波の言葉に微笑む可南子。
「結婚するヤツは、可南子のことちゃんと見てくれるんだろ?
」
「うん。
」
「だったら何の問題もねー!
結婚おめでとう!
」
花束を差し出す難波。
「・・・」
「まさか自分がこんなダセーことするとはな。
」
「・・・ありがとう。
」
「・・おぅ。
幸せに!
」
難波はそう言い、可南子の前から立ち去った。
そんな難波のもとへ、中央がやってくる。
ナンパで苦戦している中津の応援に行こうと誘う中央に、
「しょうがねぇな」と言いつつ、嬉しそうに連れ立って行く。
浜辺では、まさにナンパ対決が行われていた。
桃郷学院は10人の女の子を連れて来ていた。
そして桜咲学園は・・
まずは天王寺。
連れてきたのは老婆一人。
老婆と手をつなぎ、ゆっくり、和やかに歩いてくる。
「申し訳ない。
誘った女性をイリュージョンで全て消し去ってしまった。
」
オスカーがいい訳する。
「何やってんだよ、正夫!
」
「正夫って言うな!
!
」
瑞稀は何も言わずに荷物をまとめてどこかへ行ってしまったらしい。
その頃瑞稀は駅のホームにいた。
競技場。
一方の佐野は、梅田や関目、部員たちが見守るなか、
助走をつけてバーへと向かうが、
跳躍の寸前で横に逸れてしまい跳ぶことができない。
海。
中津も誰も連れてくることが出来ず。
結局、老婆ひとりしか連れて来られなかった桜咲学園。
勝負あり、というそのとき!
「アイアイ♪」と歌いながら、
難波と中央が10人以上の女の子を引き連れて現れる。
「1時間しかなかったからよ。
こんだけしか集まらなかったぜ。
」
「師匠と呼ばせて下さい!
」中津が難波を抱きしめる。
「芦屋の代わりだが、文句ないよな?
」
結局、これで桜咲学園が勝利する。
負けた桃郷学院の5人は、全裸でその場を去っていく。
「じゃあ、女の子たちと遊んじゃいますかー!
」
難波の掛け声で、楽しそうに走り出す桜咲学園の生徒たち。
「おばあちゃん♪おばあちゃん♪」
老婆をエスコートする天王寺。
「瑞稀もいればよかったのになー。
」中津が呟く。
電車の中。
「そばにいれるだけでいいんだ。
笑った顔が見れればそれで充分。
」
瑞稀は中央が言った言葉を考えていた。
陸上競技場。
部員たちが課した3本の試技のうち、2本を失敗してしまう。
ラスト1本となったとき、瑞稀がグラウンドにやってくる。
梅田、関目は瑞稀に気づくが、佐野はしばらく瞑想し、
そしてバーを見つめ集中している。
そして、最後の跳躍。
スタンドから見守る瑞稀も思わず「…跳べ」と祈るようにつぶやく。
すると、佐野の体はバーを超え、マットに沈んだ。
「佐野が跳んだ!
」
と一同が思ったとき、バーは無情にも落ちてしまう。
呆然とする佐野に、入部は認められないと念を押す部員たち。
すると、佐野は彼らに向かい
「もう一度・・・改めて跳ばせてほしい。
」
と深々と頭を下げる。
しかし、部員たちはそれを聞き入れず、立ち去ろうとする。
関目が部員たちを引き止め話し始めたとき、
佐野が土下座しているのが目に入る。
「・・・俺にはこれしかねーんだ・・。
頼む!
」
地面に頭を着けて頼む佐野。
「この姿を見ても、まだ佐野が本気じゃないっていうのか?
」と関目。
「・・・わかったよ。
」
佐野の切実な思いを感じた部員たちは、渋々ながら入部を認める
ことに。
土下座を続ける佐野を支えて起こす関目。
佐野と握手をし、
「絶対に跳ぼうね。
」と声をか
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